子宮頸がんワクチン被害者の苦しみを救え

  516日、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の神奈川県支部総会に参加しました。現在全国連絡会に登録している接種後の副反応を訴える方は363名。最近では、ツイッターやfacebookに本人が助けを求めてくるケースが増えてきているそうです。川崎市から来られた被害者の保護者から、接種後28か月経って、毎日会っている友達の顔が分からないという記憶障害や、道をまっすぐ歩けない、発熱などの被害が顕著に表れてきたと話がありました。また、当事者の少女からは、「クラスに、頭痛や半年間の無月経・体調がベストではなく、自分も被害者ではないかと思うが親に理解してもらえないと話してくれた子がいる。認知度の低さがある。もっと知らせるべき」という訴えがありました。

 横浜市は、唯一医療費の補助を始めている自治体ですが、市が指定した大きな病院のみでの診療で、個人病院では、症状が改善しても認められていません。また改善している具体例の公表もされていません。県の指定病院でも診療拒否されることがあり、治療は迷走しています。

 総会の最中に発作が起きました。少女の苦しい息遣いが聞こえ、心配の空気に包まれました。しかし、救急車で搬送しても治療ができず帰され、様子を見ているしかないということで、苦しみを隣で感じながら総会は進められました。これ以上、彼女たちの苦しみを放置してはいけません。救済のためにできることを、国も自治体も教育現場も医療現場も、ともに考えるべきです。