DV対策の周知

「怖い」「つらい」と思ったら早く相談を

 ドメスティック・バイオレンスの被害者は既婚の女性と捉えられがちですが、男性の被害者もあり、恋人同士、そして高齢者にも及び、社会問題になっています。家庭の中のトラブルが、子どもの成長に影響を与えることも問題です。児童虐待や不登校につながるケースもあります。鎌倉市では、ドメスティック・バイオレンスの相談窓口があり、支援体制も整っています。また、プライベートなことは公的機関には相談しにくいと感じる場合もあるようです。行政の相談窓口以外にも信頼のおける民間団体と連携し、緊急避難やさまざまな相談を行なう体制を作っています。

 しかし、せっかく相談体制が整っていても当事者に伝わっていなければ意味のないものになってしまいます。年齢・男女を問わず相談できることを広く周知する必要があります。例えば藤沢市や杉並区では、公衆トイレの個室にDVの相談窓口を案内するステッカーを張っています。代表質問で、鎌倉市でもステッカーやカードの配布を提案したところ、早速市役所のトイレなどに置かれました。

 相手といると怖いと感じたり緊張したりしている人はいませんか?つらいと思っていたら、深刻な事態になる前に相談してください。いつ、切羽つまった状況になるかわかりません。いつでも相談できるように、今後は相談時間の拡大を提案していきます。

鎌倉市の電話相談は、
0467−23−9311
月、水〜金曜日の午前10時〜午後3時30分
祝日と年末年始は休み

面接相談
第1〜4火曜日 午後1時30分〜4時30分
祝日と年末年始は休み
第1〜4火曜日が祝日の場合は、第5火曜日に実施
予約も出来ます 鎌倉市役所 人権・男女共同参画課
電話:0467—23—3000(内)2604

内閣府が行なっているDV相談ナビもあり、近くの相談窓口を自動音声で教えてくれます。0570-0-55210